なんちゃって日記。

# すずのね。

# イラスト職人の朝は早い




「まぁ好きではじめた仕事ですから」



最近は良いイラストが描けないとこぼした
まず、素材の入念なチェックから始まる。

「やっぱり一番うれしいのはお客さんからの感謝の言葉ね、
この仕事やっててよかったなと」

「毎日毎日温度と湿度が違う
 ただのペイントソフトでは上手く描けない」

今日は納品日
彼は気合をいれて机へと向かった
基本的な形は決まっているが、最近のユーザーの嗜好に合わせ
多種多様なものを作らなければいけないのが辛いところ、と彼は語る。

「やっぱ冬の仕事はキツイね、愚痴ってもしかたないんだけどさ(笑)」
「でも自分が選んだ道だからね。後悔はしてないよ」
「このイラストはダメだ。ほら、すぐに裂けてしまう」

彼の目にかかれば、見るだけで出来不出来が分かってしまう。
技術立国日本、ここにあり。

今、一番の問題は後継者不足であるという
仕込みに満足できないとその日の営業をやめてしまうという
30年前は何十ものイラスト工場が軒を連ねたこの街だが
今では職人は彼一人になってしまった
問題は色を塗って
質感を確かめるのに、5年はかかると、匠は語る

「自分が気持ちよいのももちろんだけど、
 見てくれる人はもっと気持ちよくないといけないね」
「もちろん出来上がった物は一つ一つ私自信で試しています」

ここ数年は、安価な中国製に押されていると言う。
「いや、ボクは続けますよ。待ってる人がいますから───」
下町イラストの灯火は弱い。だが、まだ輝いている。

「時々ね、わざわざ手紙までくれる人もいるんですよ
またお願いしますって。ちょっと嬉しいですね」
「遠くからわざわざ求めてこられるお客さんが何人もいる。
体が続く限り続けようと思っとります」
「やっぱねえ、手書きだからこその魅力ってあるんです。
機械がいくら進化したってコレだけは真似できないんですよ。」

1973年、オイルショックで原料の価格が3倍にまではねあがり、
一時は店をたたむことも考えたという

「やっぱりアレですね、
たいていの若い人はすぐやめちゃうんですよ。
朝が早いとか、シムカさんがいるからいいとか……
でもそれを乗り越える奴もたまにいますよ。
そういう奴が、これからのイラスト界を引っ張っていくと思うんですね」

最近では海外のイラストにも注目されているという。
額に流れる汗をぬぐいながら
「本物に追いつき、追い越せですかね」
そんな夢をてらいもなく語る彼の横顔は職人のそれであった

今日も彼は、日が昇るよりも早くイラストの下書きを始めた
明日も、明後日もその姿は変わらないだろう

そう、イラスト職人の朝は早い
───――完───――











はい、プロのイラスト職人である私が

誕生日らしい2人の為にイラストを描いてあげたよ!!

これって大サービスよ!








・リバイア

はええええ







・ベルガモット

変態野郎
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